パッキン加工とは?

パッキン加工の簡単な説明

パッキンとは、液体や気体の漏れをふせぐものです。また外からゴミや塵が入らないようにするために、使われるものもパッキンです。「シール」とも、呼ばれています。
用途は色々あり、家庭用ガス・水道配管・壁のひび割れ補修など。かつてはスペースシャトルでも、パッキンが使われていたほどです。パッキンに使われている素材としては、ニトリゴム・フッ素ゴム・クロロプレンゴムなど。形状も色々で、丸形状や伝導性ゴムパッキン。断面が角型や丸型になっているパッキンまで様々です。

パッキンとよく似ているガスケットについて

パッキンと似たような形状として「ガスケット」と、呼ばれるものがあります。ガスケットとパッキンの違いは、動くか動かないかです。ガスケットの場合は、絶対に漏れをふせぐために固定して使われます。
しかし全く動かないとなったら、機械の性能を上げることはできません。そこでパッキンです。例えばピストン運動を繰り広げている部分に加工を施すのが、パッキン作業です。機械が変に動くことにより、中からの漏れを防ぐ役割を担っています。

パッキンの形

代表的なパッキンといえば「リップパッキン」でしょう。リング状になっているパッキンで、軸と本体の隙間にはめて使います。主な素材はゴム製のもの。時に皮革が使われることも、あるそうです。
回転軸の軸受部分を加工し、中の物を外に漏らさない目的でパッキン加工が施される場合もあります。使用素材は高弾性ゴムと金属です。ゴムと金属の力を上手く活用して、密閉性を保つというわけです。おそらく、最も身近なパッキン加工でしょう。オートバイの前輪サスペンションなどに、よく使われています。

表に出ることはないけど

パッキン加工は、表に出ることはない影の仕事です。しかしパッキン加工が施されていなければ、生活はできません。人々の生活を根底から支えている、素敵なお仕事です。
パッキン加工会社は東京だけでもかなりの数。会社の名前に聞き覚えはなくとも、会社と取引している企業はビッグネームばかりです。