愛媛の農業で自然とふれあう旅 子どもと楽しむ柑橘王国の魅力

愛媛県といえばミカンというイメージを持っている方も多いかもしれません。でも実は、それだけではないんです。温暖な気候と豊かな自然に恵まれたこの地域では、柑橘類をはじめ、野菜や果物、畜産に至るまで多彩な農業が展開されています。今回は、家族で楽しめる愛媛の農業の魅力を、体験や地域の特色を交えながら紹介します。

愛媛といえばミカン 柑橘の王国で味わう自然の恵み

南予地方に広がる山の斜面では、段々畑で育つ多種多様な柑橘類が印象的です。イヨカンやポンカン、清見といった種類があり、その栽培風景は日本農業遺産にも選ばれています。地域ぐるみで技術を守り、未来へと伝える取り組みも進んでいます。

我が家でもミカン狩りに訪れたことがありますが、自分の手で収穫する体験は、子どもたちにとっても貴重な思い出になったようです。香りと甘さ、自然の豊かさを五感で感じられる時間は、家族の絆も深まる気がします。

進化する農業 愛媛のスマート農業最前線

最近の愛媛では、AIやドローンを取り入れたスマート農業の取り組みも増えています。「農業未来カレッジ」では、若い世代が新しい技術を学びながら、次世代の農業人材として育成されています。

こうした施設を見学すれば、食べ物の裏側にある工夫や努力にも気づくことができて、子どもたちの食育にもぴったり。家庭での食事も、少し違った視点で楽しめるようになるかもしれません。

地域ごとに異なる農業文化 松山から宇和島まで楽しみ方いろいろ

愛媛県内でも場所によって農業のスタイルはさまざまです。松山市ではレタスやイヨカンなどの生産が盛んで、都市と自然が共存する農業が展開されています。一方、宇和島や八幡浜では漁業と並行して農業が営まれ、海と陸の恵みを同時に楽しむことができます。

宇和島を訪れた際には、新鮮な魚と地元野菜の料理に舌鼓。子どもたちも夢中になって食べて、「また来ようね」と嬉しそうにしていました。地域ごとの特色に触れることで、愛媛の農業の奥深さを感じることができます。