資産運用の基本

銀行の金利は超低金利となり、銀行に預けているだけでは自分の資産は増えない時代になりました。

かといって、他の方法での資産運用について、本格的に学ぶ機会はあまりありません。

「株は怖い」とか、「下手に素人が投資に手を出すと、全財産を失う」とというイメージを持つ人も少なくありません。

どのような資産運用の方法があるか紹介します。

定期預金

まず、最もなじみがあって安心できるのが定期預金です。

従来の店舗型の銀行の金利は非常に低いですが、ネット銀行の金利は比較的高いです。

金利で「資産を増やす」というほどは高くありませんが、少なくとも手数料などでマイナスにならない銀行を選ぶという方法があります。

また、ネット銀行は、振込などの手数料も月に何回まで無料とか、24時間手続きができるというメリットがあります。

投資信託

資産運用の基本は、「長期」「分散」「積み立て」の三つです。

「株は怖い」というイメージがあるのは、一種類の株に全財産を投入して値下がりした失敗談を聞いているためではないでしょうか。

一種類の投資商品に全財産を使うのは、「分散」してリスクを減らすという観点が抜けています。

かといって、複数のどの商品を組み合わせれば良いのか、初心者には分かりづらいのです。

その点、投資信託なら、複数の株や債券等をプロが選択し組み合わせた商品なので、これだけで「分散」投資ができます。

また、国内と国外の株や債券を組み合わせたバランス型投資信託であれば、より「分散」の効果があります。

その投資信託を「長期」で「積み立て」をすれば、自動的に基本的な資産運用ができるのです。

長期間にわたって同じ商品を同じ額だけ購入し続けることで、自動的に、評価額が下落したときは多く購入し、上がったときは少なく購入していることになるのです。

これをドルコスト平均法といい、資産運用を行う上で重要な方法です。

最近は、ネット証券で、毎日とか毎月少額の投資信託を積み立てる設定もできます。

また、昔より手数料(購入時の手数料、解約時の手数料、信託報酬など)が安い商品が増えました。

投資信託を選ぶ際は、リスクやリターンだけでなく、手数料が安い商品を選ぶことも重要になってきます。

個人年金保険とiDeCo

個人年金保険もiDeCoも、お金を積み立てて資産運用し、老後に年金として受け取れる商品です。

個人年金保険は、保険会社に運用を任せることができるのですが、iDeCoでは自分で運用しなければいけないという点が異なります。

しかし、iDeCoは保険料の控除の点で有利ですが、個人年金保険は不利です。

個人年金保険は途中で解約できますが、iDeCoはできません。

自分のライフプランに合ったほうを選択しましょう。

まとめ

今までのように都市銀行に預金していても、資産は増えない時代になりました。

例えばネット銀行の定期預金を利用するとか、個人年金保険に加入するという方法があります。

また、資産運用の基本は「長期」「分散」「積み立て」の三つです。

例えば、バランス型の投資信託は、世界を対象とした株や債券等に「分散」した商品です。

このような投資商品を「長期」の間「積み立て」る設定にすると、自動的に「長期」「分散」「積み立て」投資になります。