土地家屋調査士のお仕事

土地家屋調査の元になったのは?

歴史の授業で必ず習う「太閤検地」。水田や畑を調査して正確な生産高を判断し、おさめる年貢の量を決める制度です。太閤検地こそが、土地家屋調査の基礎の基礎となったと言っても良いでしょう。
今は農業を営んでいる人であっても、お殿様に年貢を納めている人はいません。しかしどこからどこまでが誰の土地かをはっきりさせなければ、変なトラブルの種になります。そこで登場するのが土地家屋を調査する調査士です。

土地家屋調査はトラブル回避

年貢を納めている人は流石にいないでしょうが、税金は納めているでしょう。税金システムの変更にともない、土地や家屋の情報は法務局で管理されるようになりました。システムが変わったことにより、手続きはよりスムーズに。しかし事細かい情報まで報告しなければならないので、素人ではどうしようもありません。
土地家屋調査士は、登録手続きに必要な事細かい情報を調査。登記することで、土地の状態や所有者を明解にしていきます。土地の所有者を明解にするのは、トラブル回避にもつながるのです。

所有者不明

土地家屋にまつわるトラブルは色々ありますが、面倒なのは所有者不明土地でしょう。登記の更新がされていない土地の場合、所有者が既に亡くなっているケースがあります。誰かが相続していたら話はかわるものの、どこの誰が相続したのかもはっきりしていません。
「私が土地を相続しました」と名乗りでても、登記更新がされていないので判断がつかないところです。他人の土地かもしれない所に手はつけられず、そのまま放置されているのが現状です。

高知も問題に取り組んでいる!

高知も例外ではありません。高知法務局では所有者不明の土地に関して、調査に乗り出しています。不明の土地が見つかったら家屋調査を徹底した上で、手続きに当たるという訳です。
「土地家屋」に関する手続きは、たしかに面倒です。しかし面倒だからとそのまま放置すると、もっと面倒なトラブルに巻き込まれかねません。面倒なトラブルに巻き込まれないためにも、高知の土地家屋調査士に頼ってみましょう。