ビジネスに活かせるゲーム理論の本を紹介します!

この「ゲーム理論入門」を読んだきっかけは大学の講義で使用することでした。

最初は単位をとるために読んでいるだけでしたが、読み進めるうちにどんどん面白くなっていきました。

ビジネスにも役立つ部分が含まれるので、皆さんに共有したいと思います。

ゲーム理論とは

まず前提として、ゲーム理論とは経済学の中の1分野です。

簡単に言いますと、様々な状況においてそれぞれの人がどのように行動するかを考えて、それをゲームに見立てる学問です。

このゲーム理論を勉強することで、自分がその状況で何をするのが最も有利になるかを考察することが可能です。

すなわち、ビジネスなどの場面で最適な戦略をとることができ、利益を上げることにつなげることができます。

具体的なゲーム理論

ビジネスとは少し離れてしまいますが、ゲーム理論の簡単な例として「囚人のジレンマ」というものがあります。

比較的有名な題材なので聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

この題材では二人の囚人が登場し、それぞれ別の場所で取り調べを受けます。

その際にある司法取引を持ち掛けられます。

その内容とは、「片方が自白、もう片方が黙秘ならば、自白した人が無罪、黙秘した人が10年となる。

どちらも自白した場合ともに懲役5年となる。

どちらも黙秘した場合ともに懲役2年となる。

」というものです。

この場合、「相手が自白した場合、自分が自白すると懲役5年、黙秘すると懲役10年となる。

相手が黙秘した場合、自分が自白すると無罪、黙秘すると懲役2年」という思考がそれぞれで成り立つことになり、どちらも自白を選ぶことになります。

この結果をこのゲームの解といいます。

このように、冷静に状況を整理しながら、丁寧に一つずつ解を追っていくのがこの学問の核となります。

まとめ

さて、ゲーム理論の雰囲気は伝わったでしょうか。

この本ではこのような簡単な例題から始まり、だんだんと複雑な題材へと進んでいきます。

そして複雑になるにつれてビジネスとの親和性が上がるようになっています。

そのためこの本は、もっと戦略性をもってビジネスをしたいと考えているビジネスマンに特におすすめです。

また、この本を読むことで相手の出方を読む力がつくため、ビジネスの場などにおける交渉力を上げることもできます。

いろんな人に読んでほしい一冊です。