構造物の診断をする非破壊検査

非破壊検査とは

非破壊検査とは、様々な構造物に対して壊さずに目に見えない部分まで検査する技術です。

ビルや橋梁、トンネル、鉄道、ダム、地中埋設物などあらゆる構造物すべてが対象となります。

人間が健康を守るためにMRIやCTなどで検査するのと同じように、社会の安全を保つために、超音波や放射線、レーダーなど最新の技術を駆使して欠陥や劣化の状況を検査します。

大分を拠点として非破壊検査を行っている会社では、九州全域はもちろん、日本全国のあらゆる構造物を対象としているそうです。

非破壊検査の変わり種

非破壊検査の対象物は、社会インフラとかかわるような大きなものがあげられますが、中には変わった利用法もあります。

関西を中心に放送されている探偵ナイトスクープでは、たびたび非破壊検査で調査が行われています。

「石の中に恐竜の牙が入っている??」「椅子の中から音がする??」などの依頼にこたえ、非破壊検査でCTやX線などを使って検査していました。

結果は・・・石の中にあったのは恐竜の牙や化石ではなく、空洞の中に結晶が詰まっていたものでした。

また、椅子の中をX線写真で撮ってみると幼虫がいて、それが音の原因だと分かりました。

このように物を壊すことなく、中身を検査することができる非破壊検査は様々なシーンで活躍しています。