アウトプット大全

営業職から事務職に異動となり会社の経営に携わる仕事をしていく中で、お客さまに既存の物を勧めるという仕事から、今までやった事のないプレゼンテーションや資料作成を求められて自分自身どうしたらよいのか混乱していた時にこの本と出会いました。

上手くいかない仕事

自分自身の新たな仕事への取組みが全く逆方向に向かっている事に気づかされた1冊です。

自分は新たな仕事に携わるにあたり、まずは知識の習得が大事だと考えました。

営業職でも商品知識はお客さまに物を買っていただく上で大切な自分の武器だったので、必死にスペックを覚えたり競合商品との差を自分なりにしっかり勉強して商談や促進をしていました。

同じように経営としての事務職でも経理の知識や経営論、統計学などの知識が必要なのではないかと知識の習得に没頭していました。

ところが、本を読んだりYouTubeで有名な経営者の話を聞いたり、経済の討論番組を観て知識は身についているはずなのになかなか仕事が上手く回りません。

むしろ、一つ一つの経営的な課題について頭でっかちになってしまい、現場で営業をしていた頃の感覚を忘れ、自分の提案が受け入れられることがありませんでした。

本との出会い

仕事がうまく回っていない時に出会ったのがこのアウトプット大全です。

まず衝撃的だったのは、インプット3、アウトプット7の割合が大事ということでした。

自分としてはインプット8、アウトプット2くらいだろうと考えていました。

知識がしっかりあるからお客さまをしっかり説得して物を購入していただけると思っていたので重要なのはインプットでアウトプットはその結果だと思っていたので半信半疑で読み始めました。

すると、読んでいて確かにと思うことが多々ありました。

インプットして覚えた気、わかった気がしていただけでそれを表現する事ができなければ知識は無いに等しい、ならば得た知識を素早くアウトプットする事で自分の知識になっているか確認する事が必要と気づかされました。

確かに営業職の頃も覚えた商品知識をお客さまと会話する事で自分の中に定着してスムーズな商談や促進に繋がっていたと思い返す事ができました。

まとめ

知識のアウトプットと聞くとなかなかハードルが高く聞こえますが、この本を読むとその方法までしっかりロジカルに解説されているので、まずそれを真似してみる事から始められます。

基本は人に話をする、説明する、プレゼンしてみるといったいつでも誰でもできる方法がわかりやすく解説されています。

現代ですとSNSも充実しているので自分の考えや知識が世間からどのくらい評価されるかというのも非常にわかりやすいです。

知識はどんどん吐き出してこそ自分の身になります。