広島県警察が行うハウスクリーニングの助成制度とは?

私たちの生活に身近になりつつあるハウスクリーニング。広島のハウスクリーニングでは、引っ越し前後の清掃だけではなく、核家族化や共働き世帯の増加から一般家庭でも利用する方が増えています。
その一方で、行政機関である警察がハウスクリーニングの公費負担を行っていることを知っていますか?

広島県警察が行っているハウスクリーニングの助成とは?

広島県警察では、自宅等が犯罪現場になってしまった場合、回復に必要なハウスクリーニングにかかった費用を負担する取り組みを行っています。これまでは上限額が20万円と決められていましたが、2023年4月からは状況に応じて超えた額を支給することが可能になりました。
生活の場が犯罪に巻き込まれたと考えるだけでも、被害者の精神的負担は計り知れないと思います。そのため費用負担の軽減はもちろん、速やかにハウスクリーニングを導入して元の状態を取り戻すことも被害者支援の一つなのです。

ハウスクリーニングの範囲や相談窓口について

この場合のハウスクリーニングの範囲については、拭き取りや除菌・消臭、布団等の処分が該当します。クリーニング専用の除菌洗浄液や除菌装置などを使用する必要があるため、自力での回復は難しいといえます。
広島県では、広島県警察本部の安全相談課が窓口です。申請にはハウスクリーニングから発行される領収書や作業内容の報告書が必要になります。クリーニングを受ける前に、詳しい届出方法を含めて担当者に相談しておくと良いでしょう。

広島県だけではなく、ほかの自治体でも広まっている

警察が行う犯罪被害現場のハウスクリーニングは、ほかの自治体でも取り組みが広まっています。被害者への支援が手厚くなるのはとても良いことですよね。
今回は広島県の例を取り上げましたが、上限額や助成内容は全国一律ではありません。助成制度はそれぞれの都道府県による基準や判断に基づいて行われているので、管轄の相談窓口に確認するのが安心です。