新しい生活様式では生活習慣病の予防も大切だ

新型コロナウイルスの猛威は当分、収まりそうもありません。

通勤からテレワークに移行されたビジネスマンも少なくないと思います。

「新しい生活様式」で気をつけなくてはならないことに、運動不足からくる生活習慣病の予防があります。

そこでお勧めしたいのが散歩です。

マッカーサーは1日3回の散歩以外運動はしなかった

「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」の名言を残して、歴史の表舞台を去ったマッカーサー元帥はその後、84歳で亡くなるまでかくしゃくとした人生を送った、美丈夫としても名高い米国軍人です。

ウエストポイントの陸軍士官学校を卒業している彼は、生粋の陸軍教育を受けた軍人ですから、さぞや運動に力を入れていたかに思われますがそれが意外にも、健康のために続けた運動は散歩だけでした。

マッカーサーは海の上でも散歩していた

マッカーサーの時代、陸軍部隊の移動は輸送艦に頼ることも多かったようです。

部隊と行動を共にするマッカーサーも、輸送艦での生活を余儀なくされます。

太平洋を渡るときなどは時に、艦上生活は半月、一月に及ぶことも珍しくありませんでした。

窮屈な艦隊暮らしですがそんなときも、マッカーサーは散歩の習慣だけは辞めませんでした。

食後の3回は必ず、デッキの端を3周して、散歩を継続したのです。

散歩はジョギングより生活習慣病予防になる

散歩もジョギングも、吸い込む酸素の量はそれほど変わりません。

しかし、吐き出す酸素量になると、ジョギングは散歩の数倍になるといわれています。

つまり、戸外でせっかく吸い込んだ新鮮な酸素も、ジョギングではすぐに吐き出してしまい、血液を通じて血管に供給される酸素量も、散歩には及ばないことになります。

近年増えている、脳内出血や脳梗塞といった脳疾患を予防する上では、血管の若さを保つことが大事とされます。

新鮮な酸素は、血管の若返りに欠かせません。

血管を健康に保ち血流を良くしておくことは、あらゆる生活習慣病の予防につながります。

テレワークを導入した新しい生活様式は、ともすれば運動不足を惹起させかねないことが、懸念されています。

長い時間自宅にこもれば、エコノミー症候群なども心配されます。

運動不足は血流の観点から見ても、好ましくないことがすぐ理解できます。

逆に、血流さえよくしておけば、生活習慣病に陥るリスクは、大幅に低減されます。

ここで、生涯を散歩だけで健康に過ごした、マッカーサーを思い起こしてはいかがでしょうか。

新型コロナウイルスは私たちに窮屈な生活をもたらしていますが、彼の艦上生活に比べればはるかに恵まれているともいます。

マッカーサーのように工夫をすれば、窮屈な生活の中にも散歩の習慣を取り入れることくらい、難なく出来ます。

幸い、散歩は自粛対象から外されています。

知恵と工夫で新型コロナを乗り切りましょう。